菱屋畳 佐竹商店

創業 宝暦二年 菱屋畳 佐竹商店

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畳の知識 畳の構成と特徴

【畳ってそもそも何?】畳の構成と特徴

畳は、畳表、畳床、畳縁、そのほか多くの副素材によって作られています。

畳表(たたみおもて)

イ草を緯とし、糸を径として製織したござのようなもので、畳の表面に使われます。 産地毎にそれぞれ標準品から特選品までいろんな種類があり、イ草を畳表に織る際の経糸の違いやサイズの違いによっていくつかに分類されます。

畳床(たたみとこ)

畳床(ワラ)の素材は稲ワラで、積み上げて40cmの高さのものを5cmまで圧縮します。それも単に重ねるのではなく、下に裏こもやシートを配し、その上にタテヨコの5〜7つの層にしあげていきます。ムラのない平らな畳床はこうして作られていくのです。昔はすべて手縫いでしたが、現在は機械生産です。畳床は畳のよしあしを左右する重要な部分で、保湿性や弾力性、吸音効果など畳の機能面で大事な働きをしています。畳表のイ草の感触、色調、光沢などの美感覚と畳床の機能がうまく組み合わされてはじめて、快適な”タタミライフ”が生まれるわけです。稲ワラは上質の乾燥ワラを用いていますが、古くなると湿気を含み機能を損ねる原因になります。これを防ぐのが畳干しで、風に当てて機能回復をはかる生活の知恵といえましょう。
最近は建材床が市場を圧倒しており、良質な藁床は生産者も減少して入手するのも難しくなっています。

畳縁(たたみへり)

畳縁は、畳の長辺のフチに縫い付ける布です。
畳表の角の磨耗を防止し、畳と畳の隙間を埋める機能があります。また、色や柄の種類が豊富なので、より厳粛な印象を与えたり、また畳にオリジナル性を持たせることができます。
濃いめの色調の縁を使用すると、畳表が引き立ち美しさも際立ちます。逆に淡い色の畳縁を使用すると、畳表も寝ぼけてしまいます。

「やすらぎの光」

畳の部屋にいるとなぜだか落ち着くとは思いませんか?これは人間の目に映る色彩の落ち着き感とともに、皮膚が感じる「光」と関係しています。人間の皮膚は呼吸していると同時に光も吸収していると言われ、自分の皮膚の色に近い反射率の色を感じると安心できるという本能があります。畳の部屋の反射率は日本人の皮膚の反射率とほぼ同じ事から、安らぎを与える空間となる訳です。

「鎮静効果」

天然畳表は100%イ草植物です。イ草の香りには、鎮静効果があり、まるで部屋の中で森林浴をしているのと同じような効果をもたらします。畳表には、この他「弾力性・断熱性・保温性・難燃性・空気の浄化・吸音効果」等の特性があります。


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